農縁くらし

環境の邪魔にならない程度の距離で農業と落語会を開催する「からふる亭」の日常(´▽`)

7月8、立川志の春落語会を行いました。

7月8日、平生町曽根地域交流センターで、立川志の春落語会を行いました。あいにくの天気ではありましたが、なんとか開催することができました。平生町に移住したばかりのころに、この日に落語会を開催しようと決めてから、知り合いが少ない状況で人が集まるのか、ただただ心配する毎日ではございましたが、当日は、会場いっぱいのお客様にお集まりいただき、盛大な会と相成りました。これも色々な方がこの会を広めて下さった所が非常に大きく、本当に感謝しております。当日も、多くの方に手伝っていただき、会場作りから、公演終了後の片付けまで、全てやっていただきました。この場をお借りして、御礼申し上げます。

さて落語会ですが、私のあいさつから始まりました。また落語会にきてもらいたいという思いから、最後にお願いとして、「今日の落語会が面白かったら、第二回落語会12月1日の三遊亭兼好師匠の落語会を見に来てほしい、今日の落語が面白くなくっても他にも色んな噺家さんがいるので、見に来てほしい。3回来て面白くなかったら私も諦めます」と言ってしまいました。会場に笑いは起きましたが、妻は「それ言っちゃダメ」と怪訝な表情(o^^o)

いよいよ、立川志の春さんの登場です。
出囃子のあと、高座に座り、開口一番に「水田さんのあいさつ良いですね〜、私の落語が面白かったら次の落語会に来て下さい。面白くなくても来て下さい。3回来て面白くなかったら、もう諦めますって。私、責任重大ですね〜!」と会場は大爆笑。続いて表裏の無い良い方ですねって褒められちゃいました^ - ^イジっていただいて一安心!

志の春さんには、3つの古典落語を披露していただきました。まずはまくらという、世間話も交えながら落語の演目に入りやすくする導入部分の話から始まりました。平均年齢5歳を対象にした落語会、中にはハイハイしている子供もおりまして、主催者の方が「落語中に志の春さんの上に乗るなど落語の邪魔をしてはいけないので」と配慮して下さり、犬用のサークル(フェンス)の中に、志の春さんが入り落語を演じることになったそう。その話に会場は大爆笑でした。そして会場の緊張もほぐれたところで、『金明竹』という話に入って行きました。与太郎話で有名なお話で、途中に出てくる長いセリフが途切れることなく言うのが本編の見どころですが、流石、志の春さん!見事に言い切り、さらに3回とも話す抑揚を変えるという細かい芸も魅せてくださいました。

続いて、まくらを挟んで『茶の湯』という演目に入りました。これは、見よう見まねで茶道をする人たちのドタバタ劇を楽しむ話です。ただ、今回お客様の反応を見て、初めて気づいたのですが、茶道の作法や仕草、道具の名前にも笑いの要素がちりばめられており、名前や作法の間違いがある度に、会場内では笑いが起きていました。落語を聞いてまた一つ勉強になりました。
その後、休憩を挟んで、最後の演目『井戸の茶碗』が始まりました。正直者の意地の張り合いの話です。志の春さんの師匠・立川志の輔さんと同じ話芸に、志の輔師匠の影が見え隠れし、大変感動しました。

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落語会が終わってから、記念撮影なども応じて下さり、大変楽しい会になりました。第一回目に志の春さんに来ていただき、本当に良かったです。きっと今回のお客様は次回も来て下さると思います!駅までお見送りに行った際には、「次回の落語会の責任の一端は私にありますが、どうぞ頑張って下さいね」と激励して下さいました!

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志の春さんには継続してきていただけるように交渉してみます。また来年、真打ちになっているかもしれませんが、さらに芸が磨かれた立川志の春さんに期待して下さい。次は山口市で山大の留学生相手に英語落語をお願いしようかな(o^^o)

次回は、12月1日三遊亭兼好師匠です。予約は開始しておりますので、皆様のご連絡をお待ちしております。水田(050-5328-5325、mail: colorfultei@gmail.com)。第三回落語会は、3月31日柳家三三師匠です。予約は、12月から開始します。しばしお待ちください。