農縁くらし

環境の邪魔にならない程度の距離で農業と落語会を開催する「からふる亭」の日常(´▽`)

立川こはる落語会@平生町

立川こはる落語会@平生町、無事に終了しました。

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今回、カメラを忘れ、講演中の写真はありません。すみません。

立川こはるさん、目の前のお客様を楽しませようとする情熱が好きで、
今回来ていただけないかなと御相談したら、快く承諾してくださいました。

さらに、今回、山口県では、”初”公演で、さらに、山口県にいらっしゃったことがないということで、もし宜しければ山口観光をしていただけないかと御提案したところ、
スケジュールの都合をつけて、山口観光もして下さることになりました。事前のお話では、湯田温泉秋吉台に行きますとのことでしたので、秋吉台秋芳洞のゴールデンルートに行かれると思っておりました。

さて、落語会当日、山口観光を終え、平生町へお越し下さりました。送迎の車内で、「秋芳洞、どうでした?」とお聞きすると、

秋吉台に行って、タクシーの運転手さんから景清洞もあるよという色々と観光案内を受けまして、結局、景清洞に行ったんですよ!」
「落語の演目に景清ってのがあるんですけど、源頼朝の命を狙って失敗し捕えられた平家の景清が、京都に「源氏の世は見られぬ」と両目をくり抜いて納めたという話でして、その話と関係があるのか思いましてね。景清洞に行って名前の由来を見てみると、壇ノ浦の戦いに敗れ目を負傷していた平景清が、洞内の清水で目を洗ったところ傷が治癒したことから名づけられてるんですって~~~~」と、こはるさんは、落語と関連のある場所に行けたことを大層喜んでおられました。しかも平生町に来る少し前に景清の噺をされたようで、山口と落語が繋がるなんて、なんか嬉しいですね。

 

 

その後、会場に到着、リハーサルなど経て、落語会が始まりました。

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マクラでも先ほどのお話をされて、そのまま「景清」の本編に行くことも考えられたようですが、「権助魚」が始まりました。
今回は、会場内に子どもがいたので、「権助魚」小さいお子さま対応、自主規制バージョンだそうです。権助魚、NHK新人落語大賞の決勝でも披露された噺で、これを見てこはるさんにハマった私は、生で見れてとっても嬉しかった。楽しかったなぁ。ゲラゲラ笑った。次は大人バージョン見たいです!

2席目は、「船徳」。こはるさんの魅力が爆発してました。船徳の面白さをお客様にまっすぐ届けてくださいました。夏の暑い時期に、夏の噺が聴けるのは最高ですね。そういえば、船徳を聴いたうちの息子は、風に当たると涼しくなるって言いながら、外を走ってました。落語の影響をすぐに受ける変な息子です(-.-)

3席目は、なんと「ねずみ」。人情噺をやってくださるなんて、素敵過ぎます。しかも、調べてみると先週ネタ下ろしした演目みたいです。ネタ下ろしとは、初めてお客様の前でその噺をかけること。先週(8/17)、お客様に披露したばかりの噺を、平生町でもやってくださるなんて、嬉しすぎます。そして、お客様の前で話すのが、2度目とか3度目とかそんなレベルではなかったです。めちゃめちゃ感動しました。

心を鷲掴みにされました。

その瞬間、こはるさんは消えて、私は物語の世界に入ってしまいました。ねずみ屋の店主、目の前で木彫りのネズミが動いている、木彫りの虎がネズミを見ている、その前で右往左往する人々、江戸の風を肌で感じました。そういえば、同じような体験をしたことを思い出しました。こはるさんの師匠の、立川談春独演会に行ったとき、物語の世界に完全に入り込んで、江戸の世界を楽しんだ、あの感じに似てました。やっぱり、師匠の芸は受け継がれているんだなぁって、大変感動しました。

そのあと、サイン会にも快く応じて下さり、とても楽しい会となりました。
落語会の会場では、松本農園さんがとても美味しそうな野菜と加工品を販売して下さり、こはるさんはCDとてぬぐいを販売していただき、賑やかな会になりました。また県外からのお客さまも多く、平生町内で、ご飯を食べて下さった方もおり、町おこしとしても良い結果に繋がり、色々と思い出に残る会となりました。

こはるさん、また平生町に来ていただけそうです。また、決まったら、連絡しますね!

最後に、会場撤収をしてくださった皆様、ありがとうございました。また、人数が少なく売れるかどうか分からないにも関わらず、野菜の販売を快く引き受けて下さった松本農園さん、本当にありがとうございます。いつも会を手伝ってくださる光がんざき亭さん、本当にありがとうございます。最後に、前日仕事で疲れているのに、会場運営をしていただいた妻と、会場準備を手伝ってくれた息子にも心から感謝致します。

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また来年のイベントのご参加お待ちしております!